失敗しない不動産選び~相場の基本をおさえよう~

生活の拠点となる不動産の選択は慎重に進める必要があります。購入した後に後悔しないためにも、万全の準備をもって物件を選択しましょう。特に「価格面」は物件の購入の際に大きな決め手になる要素です。ここでは不動産選びに関わる相場価格の基本を見てみましょう。

不動産

不動産に同じものはない

不動産に条件が全く同じものは存在しません。たとえ同じ棟のマンションでも部屋の間取り、階数、日当たりといった条件で価格が異なります。そのため、不動産は価格の判断が非常に難しいのです。不動産を選ぶ際は物件ごとの特徴を踏まえた上で、価格を検討しましょう。

市場動向で変わる

不動産の価値は市場動向によって変化します。同じ物件でも取引を行なう時期(取引時点)によっては、価格が大きく変わる可能性があるのです。ですから、マンション価格が下がっている時期を狙うと、希望の不動産を安く購入できることが期待されます。市場の動きをマンション購入の参考材料としておくことで、適切な不動産選びができるでしょう。

価格決定のプロセスを把握

中古マンションの購入を検討している場合は、価格の決まるまでのプロセスを知っておくことも大切です。
例えば中古マンションの売却を3,000万円で希望するオーナーがいたとします。売却を仲介する不動産会社へ物件の査定を依頼したところ、2,700万円の価格が提示されました。しかし、オーナーの売却希望価格は3,000万円です。300万円安く売りに出すのは納得がいかないため、最終的には2,800万円で売りに出すことにしました。このように不動産価格はオーナーの希望価格と不動産会社の査定価格に基づいて決定されます。しかし、不動産の買い手が決まらない期間が続くとオーナーは焦りだします。相場価格よりも高い価格で売りに出ている場合は、値下げ交渉ができる可能性があるので、商談の進め方も変わっていきます。

物件取引のイメージ

●中古マンションの相場価格を決める3つのポイント

中古マンションの相場は市場動向をはじめとした、様々な要素があって決定されます。その中でも特に大切な3つのポイントを紹介します。

①立地環境

不動産の価格を決定づける大きなポイントになるのが立地です。人口が多く、人気が高い地域は住宅の需要も高くなります。そのため、中古マンションでも価格の下落が起こりにくい傾向にあるのです。インターネットで検索をかけることで、人気の高いエリアの情報が収集できるので不動産選びの参考にすると良いでしょう。

②アクセス

アクセスの良さも不動産価値に大きく影響するポイントです。そのため、駅から近い物件は不動産価値が高まります。複数路線の乗り入れがあるターミナル駅や急行・快速停車駅といった使い勝手の良い公共交通機関があると、不動産価値は更に高まります。

③物件の現況

快適な生活を送るためにも、物件の状態を判断基準として不動産を選ぶ人は多いでしょう。物件の築年数や階数、面積といった条件は住宅の価値の左右します。物件の状態が古くリフォームが必要になる場合は、リフォームにかかる費用を材料に値下げ交渉を行なうことができます。

家族が生活しやすい家探しは間取りの見方も重要

家の中で遊ぶファミリー

家族構成によって快適に暮らせる部屋の広さや間取りは違います。価格だけに囚われず、家族がのびのびと生活できる環境のためにも、間取りは家族構成を考えた上で最適なものを選びましょう。

子どもの成長プロセスで最適な間取りが変わる!

子どもがいる世帯の間取り選びは、子どもの成長を踏まえた上で選ぶことが大切です。成長過程の段階で住宅の選び方は大きく変わります。子どもの成長に適した間取りを、年齢順に見ていきましょう。

幼児期
(目安:0~5歳くらい)

育児に手間がかかる幼児期は、育児が行ないやすい間取りを選ぶと良いでしょう。リビングと和室が隣接した間取りでは、畳の上でおむつを交換したり、洗濯物をたたんだりできるので便利です。赤ちゃんがハイハイするのにも畳は床より適していますし、夜は親子で布団を敷いて川の字になって眠ることもできます。また、リビングが見渡せるオープンカウンター式のキッチンは、動き回る子どもたちの様子を見ながら調理が進められるので安心して家事に専念できます。

学齢期
(目安:6~17歳くらい)

子どもは学齢期になると思春期や反抗期を迎えます。家族同士のコミュニケーションが求められる学齢期では、子どもと頻繁に顔を合わすことができる環境だと理想的です。家族がごく自然に、互いの気配を感じられたり、声をかけ合えたりできる仕掛けが大切です。ですから、子ども部屋はリビングやダイニングを経由しないと行けない場所に設けると良いでしょう。子どもがリビングに頻繁に出入りすることで、コミュニケーションに繋がるほか、子どもの小さな異変にも察知できます。

成人期
(目安:18歳~)

現在では学校を卒業し社会人になった子どもでも、親と同居するケースが多くなりました。成人期の子どもには、各自に個室を割り当てたシェアハウス的な間取りが好ましいでしょう。お互いのプライベートを確保しつつも、キッチンやリビングを共有することで、近況報告やTVの話題で会話が弾む住まいになるでしょう。